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銀行融資の審査を100%通すために知っておくべき情報【損益計算書編】

銀行に融資の相談をする際に提出する損益計算書の重要な項目をまとめました。

銀行側がチェックする損益計算書の4つのポイント

銀行が損益計算書でチェックするポイントが4つあります。

【その1】営業利益がプラスであるか

銀行が損益計算書を見て一番チェックするのは「実質キャッシュフローがプラスであるか」という点です。また、営業利益がプラスであるかも気にする点です。経常利益がプラスになっていたとしても、本業の儲けを示す営業利益がプラスでなければ評価されません。この点はよく理解しておきましょう。もし営業利益が赤字の場合は、経営計画書や試算表等を使用して、今後どのように収益の改善が見込めるか提示する必要があります。

【その2】最終利益が赤字の場合の理由が一過性の場合はOK

最終利益が赤字の場合、その理由が一過性の場合は、評価が下がることはありません。一過性の理由の例としては、「退職金を支払」「固定資産の売却」「取引先倒産による貸倒処理」等の場合です。これらは毎期連続して発生することではなく、その期だけ生じた一過性のマイナス要因であるためです。もちろん、営業利益はプラスである必要はあります。

【その3】減価償却は適正に処理しているか

最終利益が黒字の場合でも、確定申告書の固定資産台帳や別表16には、減価償却処理がされていない場合、銀行の融資判断の際の評価は下がります。黒字に見せたいために減価償却をせずに提出する企業もあるようですが、ちゃんと適正に減価償却する方が好ましいです。

【その4】売上の前倒し処理はNG

売上を前倒し処理したり外注費を翌期にずらして、営業利益を黒字にしようとする企業もありますが、これは非常に危険です。なぜなら銀行側へ提出する貸借対照表と損益計算書はお互いに連動しており、銀行側に必ずバレてしまいます。無理して黒字にするよりも、今後どのように収益の改善が見込めるか経営計画書や試算表等を使用して提示した方が無難です。

以上、銀行融資の審査を100%通すために知っておくべき情報【損益計算書編】の4つのポイントのまとめでした。

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尚、銀行からの融資を受けるには最低でも1か月以上、初めての場合は2か月はかかります。もし、500万円から1000万円程度の資金確保さえできれば資金繰りが改善できるようなら、スピーディに資金調達できるビジネスローンで一時的に資金手当てすることも検討しましょう。

ただし、ビジネスローンも種類は非常にたくさんありますので、一つ一つの審査申込は大変です。当サイトで一番のオススメが日本全国からオンラインですぐに申込審査ができるビジネスローンです。「資金繰り大丈夫かな・・」と少しでも不安に思われるならば、今のうちにビジネスローンの審査を通しておいて、資金調達ができる選択肢を広げておくべきでしょう。融資枠さえ確保しておけば良いので、すぐに借りる必要はありません。以下の大手ビジネスローンはオンライン手続きのみで10分程度で完結します。一度審査が通れば、500万円程度の資金は最短翌日には調達できます。

AGビジネスサポート 審査によりますが、1万円〜1,000万円まで融資可能 ※新規取引時は上限500万円

さらに詳しくAGビジネスサポートのサービスにについて詳細を知りたい方は以下の記事もご参考にどうぞ。

事業者向けローンの最大手・AGビジネスサポートの特徴
AGビジネスサポートへの融資申し込みと返済方式

尚、以下のような事業者の方で、どうしても資金調達が必要な方はビジネスローンと平行してファクタリング(売掛金の早期売却)の利用をおすすめします。

・様々な事情で金融機関からの借り入れによる資金調達が難しい方
・すぐにつなぎ資金が必要な方
・創業後、1年以上の営業実績が無い方(決算が終わっていない方)
・税金未納がある方
・赤字決算の方

特に赤字決算の場合は銀行との今までの取引関係もあり、追加融資が可能な場合も多々ありますが、税金未納の場合は、銀行は絶対に融資をしてくれませんのでファクタリングしか方法がないかもしれません。日本ではまだまだ知名度の低い資金調達法ですが、経済産業省も推奨している100%合法の資金調達スキームです。ちなみに米国ではおよそ15%の利用に対して、日本では1%程度です。

経済産業省「売掛債権の利用促進について」

法人個人事業主問わず、毎月法人の取引先に対して安定した売掛金がある事業をしている事業者は、売掛金を早期にファクタリング会社に売却して資金調達を行えます。売掛金があれば、最短翌日に資金調達をすることも可能です。こちらのフォームで資金調達額の目安がすぐにわかりますので今すぐ簡易診断してみてください。

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鈴木康支税理士事務所所長
学習院大学卒博士(サンフランシスコ州立大学)孔子経営賞 受賞(26年度)
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