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銀行融資の審査を100%通すために知っておくべき情報【貸借対照表編】

銀行が融資の決定をする際にチェックする貸借対照表の4つの箇所を覚えておきましょう。銀行がチェックするのは以下の通りです。

銀行側がチェックする貸借対照表の4つのポイント

銀行は融資を希望する企業の運転資金がどうなっているのか必ずチェックします。運転資金を細かく分けると以下の科目となります。

【その1】現預金

企業の現用金が月商の何か月分あるかをチェックします。もし現預金として3か月以上の預金があり、他行からも融資を受けている場合は、他行に担保を取られている可能性があると判断される場合があります。

【その2】売掛金および取引先の状況

売掛金は回収できて初めて現預金となるので、銀行は売掛金の打ち合わせをチェックして「焦げ付き」の不良債権ではないか売掛金の動きをチェックします。その為に、売掛金明細にある企業の状況を把握するため、帝国データバンク等の情報を収集して、ちゃんとした取引先か確認します。

【その3】在庫の状況

在庫を多く抱えすぎていないか、また本当に在庫があるのか銀行はチェックします。在庫を水増しして数字を良く見せようとしたりすると、もし銀行担当が現場まで足を運んだ場合、バレてしまいますのでくれぐれも注意しましょう。在庫で換金できるものは換金して余分な在庫を圧縮するようにしましょう。

【その4】仕入先の買掛金とその支払サイト

買掛金は商品などの仕入元へ支払う資金ですが、その資金繰り安定しているかチェックします。また売掛金の入金サイトと買掛金の支払いサイトのバランスがどうかもチェックします。自社にとって健全な入出金サイトは、売掛金の方が先で買掛金が後が最も好ましいですが、最低でも同日だと安全と言えます。

逆に買掛金の方が先になると、資金繰りが厳しくなるので銀行としては買掛金の仕入元との支払サイト交渉を求めてくる場合もあります。ただ、買掛金残に対して売掛金残が余りにも多い場合は、この会社は支払をしていないのではないかと疑われる可能性もあります。

銀行への融資申し込みの時だけではなく、日ごろから取引先との支払サイトのバランスは、自社の資金繰りに負担の無いように交渉して調整しておくことが大事です。

銀行側が貸借対照表で見たくない3つの勘定科目

貸借対照表の中の科目で、仮払金、投資、貸付金の3つの勘定科目は、銀行側が嫌う項目の代表格です。なぜなら、これらの資金は会社の資金が外部に流出しているということですし、実際にいつ戻ってくるかわからない資金だからです。それではこの3つの勘定科目が銀行に嫌われる理由について詳しく見ていきましょう。

【その1】仮払金

仮払金は要するに「使途不明金」と同じような科目です。経理で使った領収書が無いなどの場合は、この仮払金として処理されます。当然、この仮払金の資金が会社に戻ってくる可能性は極めて低いので、銀行からの融資判断時の評価は下がります。

【その2】投資

株などの運用資金として会社の資金を使うことを銀行は非常に嫌がります。実際に収益を生まずに、取得時の価格に対して時価が下回ることもザラです。株投資を行う場合は、社長個人の資金であくまでプライベートで行うことをおすすめします。

【その3】貸付金

これも上述の仮払金と同じような処理をします。例えば、知人の社長に貸したり社長自身の自宅購入費に充てたりした場合に計上しますが、これも確実に会社に戻ってくるかわかりませんので、銀行側の融資判断時の評価は下がります。

ただ、すでに会社からの貸付金として処理して自宅の購入費に充ててしまっているような場合は、銀行側にきちんと会社に返済している証拠書類を提示できるようにしましょう。

嫌われる3つの勘定科目の融資申込前の対策について

上述の通り、仮払金、投資、貸付金は銀行側が嫌う勘定科目ですので、できれば決算前に社長個人のポケットマネーでできる限り返済しておき、銀行へ提出する決算書の見栄えをよくしておくとよいでしょう。

以上、銀行融資の審査を100%通すために知っておくべき情報【貸借対照表編】のまとめでした。

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尚、銀行からの融資を受けるには最低でも1か月以上、初めての場合は2か月はかかります。もし、500万円から1000万円程度の資金確保さえできれば資金繰りが改善できるようなら、スピーディに資金調達できるビジネスローンで一時的に資金手当てすることも検討しましょう。

ただし、ビジネスローンも種類は非常にたくさんありますので、一つ一つの審査申込は大変です。当サイトで一番のオススメが日本全国からオンラインですぐに申込審査ができるビジネスローンです。「資金繰り大丈夫かな・・」と少しでも不安に思われるならば、今のうちにビジネスローンの審査を通しておいて、資金調達ができる選択肢を広げておくべきでしょう。融資枠さえ確保しておけば良いので、すぐに借りる必要はありません。以下の大手ビジネスローンはオンライン手続きのみで10分程度で完結します。一度審査が通れば、500万円程度の資金は最短翌日には調達できます。

AGビジネスサポート 審査によりますが、1万円〜1,000万円まで融資可能 ※新規取引時は上限500万円

さらに詳しくAGビジネスサポートのサービスにについて詳細を知りたい方は以下の記事もご参考にどうぞ。

事業者向けローンの最大手・AGビジネスサポートの特徴
AGビジネスサポートへの融資申し込みと返済方式

尚、以下のような事業者の方で、どうしても資金調達が必要な方はビジネスローンと平行してファクタリング(売掛金の早期売却)の利用をおすすめします。

・様々な事情で金融機関からの借り入れによる資金調達が難しい方
・すぐにつなぎ資金が必要な方
・創業後、1年以上の営業実績が無い方(決算が終わっていない方)
・税金未納がある方
・赤字決算の方

特に赤字決算の場合は銀行との今までの取引関係もあり、追加融資が可能な場合も多々ありますが、税金未納の場合は、銀行は絶対に融資をしてくれませんのでファクタリングしか方法がないかもしれません。日本ではまだまだ知名度の低い資金調達法ですが、経済産業省も推奨している100%合法の資金調達スキームです。ちなみに米国ではおよそ15%の利用に対して、日本では1%程度です。

経済産業省「売掛債権の利用促進について」

法人個人事業主問わず、毎月法人の取引先に対して安定した売掛金がある事業をしている事業者は、売掛金を早期にファクタリング会社に売却して資金調達を行えます。売掛金があれば、最短翌日に資金調達をすることも可能です。こちらのフォームで資金調達額の目安がすぐにわかりますので今すぐ簡易診断してみてください。

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鈴木康支税理士事務所所長
学習院大学卒博士(サンフランシスコ州立大学)孔子経営賞 受賞(26年度)
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