親戚の泣き顔を今でも覚えています。
親戚が経営していたお店が閉店したときの思い出についてSさんにお話を伺いました。
これは私の親戚の話です。
私の親戚(母親方)のある女性が、名古屋でお店をやっているのですが、これが私が高校卒業時くらいに経営難に陥り、大変な借金を抱えているようでした。
お店は「ガラス細工」。ガラスでできた動物や人形や飾り物などを売っているお店でした。
ぱっと見は確かにおしゃれでしたが、めちゃめちゃ安いわけでもなく、とても高級品なわけでもなく、子どもの自分から見てもお店のブランディングに少々苦戦していた印象でした。
祖祖母の葬儀を機に親戚一同が集まり、その晩に大人だけで会議が行われていたのをよく覚えています。
この親戚は号泣していました。
誰にも助けを求められなかった部分もあるのでしょう、借金に借金を重ねてしまった状態でした。
今、その親戚がどういう状態になっているかは私も知らない状況です。