携帯販売代理店を複数展開されているM社長の資金繰りをファクタリングで改善させた体験談をお伺いしました。
メーカーからの確実な入金があるので、ファクタリング会社からは良い手数料条件をもらえました
私は携帯販売代理店を経営しています。
携帯電話業界では、1つの契約を成立させるごとに「販売報奨金」と呼ばれるバックマージンをdocomoやAU、SoftBankなどのキャリアから受け取れる仕組みで成り立っています。
その報奨金の具体的な金額ですが、1つの契約でおよそ5~6万円が入ってくるので、利益率が高い魅力的なビジネスモデルだと思います。
当社も実質0円でお客様に携帯電話を渡すという広告によって高い集客ができています。
一方で、入金サイクルで頭を悩ませることもしばしばあります。
その報奨金のことですが、一月分をまとめて翌月以降に入金されることがほとんどであり、中間代理店などの方針によっては3ヶ月後入金に設定されているところもあります。
携帯電話業界ではキャリアと販売店舗との間の複数組織(一次代理店、二次代理店等)をお金が移動するので、このような入金サイクルが発生してしまうのです。
実際、販売事業を行っていくには、店舗家賃や人件費、商品仕入などの経費が毎月のようにかかってくるので、入金とのタイミングが合わない場合、資金ショートに陥ってしまうケースもあります。
総務省が2015年12月に報奨金制度について制限を行うことを発表したことで、お客様が「お得に携帯を買うなら今しかない」と急激な需要増加がありました。
さらに年末年始の商戦と重なってしまったことによって、スタッフの増員を余儀なくされ、当社は手元のキャッシュが厳しくなってしまいました。
売上が伸びるのは嬉しい事でしたが、最終的には給料日の支払いができないという状況に陥ってしまいました。
この事態は、スタッフとのこれまでの信頼関係を大きく傷つけかねません。
そこで、藁にも縋る思いでファクタリングを利用することにしました。
900万円の売掛金のうち300万円をファクタリング会社に譲渡して現金を得ました。
2社間での取引だったのですが、キャリアからの入金の確実性が高いことと、これまで売上を評価され、10%の手数料で契約することができました。
手数料10%(30万円)の経費が掛かってしまいましたが、スタッフへの給料はしっかりと支払うことができました。
携帯電話に限らず、販売という業種は各スタッフの営業力が利益に大きく影響します。
スタッフには常に成長してもらい、少しでも長い期間働いてもらうためにも、しっかりと信頼関係を築いていくことが重要です。
もし、給料未払いなどということが起きてしまっていたら、一気にその信頼関係は崩れてしまっていたでしょう。
携帯電話業界では入金サイクルに悩まされる経営者も少なくありませんが、売掛金の信頼性が高いと今回の様に良い条件でファクタリングを利用することができます。
上手にファクタリング活用したケースだと言えます。
以上、携帯電話販売店の資金繰りが改善できたケース…でした。
様々な業界のファクタリング成功事例がありますので、是非チェックしてみてください。
ファクタリング成功事例