アパレル製造業をされているJ社長が資金繰りが厳しい中で、ファクタリングを利用された体験談について語っていただきました。
予想外の工場ストライキが発生!急な資金調達のニーズにファクタリングで対応できました
私は年商10億円規模のアパレル製造業を経営しています。
主にOEM生産を受注しており、10代〜20代の女性向け洋服ブランドを製造しています。
同じ型の衣服でも、タグやボタンデザイン等の装飾に違いをつけることで、1度の製造で7~8ブランドの商品を仕上げています。
アパレル業界は流行など春夏秋冬で商品の入れ替わりのスピードがとても早いので、発注サイクルはとても短いです。
さらに当社は海外工場に製造を委託しており、メーカーから発注依頼を受けてから工場を稼働させるまでに2週間ほどかかってしまうので、日々時間に追われながら仕事をしています。
また、時間だけでなく経営面でも、キャッシュフローをやっとのことで回していっているのが実情なのですが、特に冬季は厳しいです。
冬季はコートやブーツがメインとなるので、夏季と比較してどうしても原価が上がってしまうからです。
ある時、海外の委託先工場で予想もしていなかった大幅な賃上げ要求のストライキが起きてしまいました。
既にメーカーから発注を受けていたので、今まで積み重ねた信用を失わないためにもご要望の商品を用意しなくてはいけません。
コストを抑える為に他の工場に製造依頼をしたくても、商品の納品期日が迫っています。お店に冬物商品が陳列できなくなってしまう事態を避ける為にも、今季はこのまま同じ工場に頼むしか選択肢はありませんでした。
ただでさえ冬季注文でキャッシュが苦しい時だったので、コストが増えた分を資金調達で補う必要がありました。
手数料のことを考えると銀行融資を受けたかったのですが、時間も限られていたので実際のところ難しそうでした。
そこで、ファクタリングを利用する事に決めたのですが、3社間ファクタリングで債権譲渡登記や売掛先の承認・契約などを行う時間などもなかったので、2社間ファクタリングで契約をしました。
金曜日に売掛債権1,200万円のファクタリング申し込みして、3日後の月曜日に着金があったので、そのスピードの速さには驚きました。
この度はファクタリングのおかげでピンチを乗り切り、さらに問題となった工場とも+5%程度の人件費増で話をまとめることができました。
取引先にも説明をして事情を理解してもらえたので、商品値上げにも応じてもらい経営を持続できています。
ビジネスをしていると、予期せぬトラブルに巻き込まれることもありますね。
人件費・材料費等の割合が高い業種にとっては、経費増は経営破綻にもつながってしまいます。
今回のように早期に解決できそうな資金繰りの問題であれば積極的にファクタリングを利用することをおすすめします。
短期的な問題なのか、どうしたら解決できるのか、十分に考えた上で行動しましょう。
以上、アパレル製造業の資金繰りが改善できたケース…でした。
様々な業界のファクタリング成功事例がありますので、是非チェックしてみてください。
ファクタリング成功事例