いきなり倒産して夜逃げしてしまった外注依頼主だった会社の社長
外注スタッフとして仕事をしていたSさんの苦い経験を伺いました。
もともとフリーの私は他の会社で外注の仕事をしていたのですが、知人に誘われてその会社の仕事も外注として掛け持ちする事になりました。
仕事も順調で忙しくさせて貰いました。
支払いも良く以前の所より待遇も良かったので、殆どその会社の仕事がメインになっていきました。
社員が3人と社長だけの会社ですが割と手広くやっていた様です。
当然、「倒産」など夢にも思っていませんでした。
その会社の社長は色々飛び回っていたので、7~8か月してやっと社長に合う事が出来ました。
その時に「これからも宜しく」と言われてもっと頑張ろうと思いました。
そうこうしているうちに一年が経ち、今までのように毎日夜遅くまで仕事をして頑張っていました。
この月の作業はかなり多くて、請求金額もかなりありました。
締切日までに請求書を出して翌月の支払を待っていたのですが、当然今までのように支払いまでさらに仕事作業をしていました。
さて、支払日の日、いつもなら午前中の早い段階で入金が確認できるのですが、午後になっても入金が無かったため、会社に電話をしたところ「もう少しで振り込む」と返事がありました。
結局。その日に振り込みは無く、次の朝、会社に電話をしたのですが誰も出ませんでした。
ひょっとして倒産したのかなと、この時気付くのです。
まだ1年足らずで会社にも行った事が無く、住所を頼りに会社へ行ったのですが誰も居ませんでした。
社員2人も知らされて居なかった様で仕事場に来ていました。
ただ後1人は姿を消しました。
結局、二か月分の請求金額はもらえず、ただ働きになってしまいました。