わたしは、東京にある運動専門学校を卒業した後フィットネスジムのトレーナーとして働いていました。
定期的な休みはなく、不定期な休みでした。
月に休みは、4日くらいしかないかなりハードな状況で仕事をしていたのです。
お客さん一人一人の体重管理を考えながら、プランをつくり一緒に進めていくような感じで仕事をしていたのです。
毎日毎日、朝9時に出勤して、帰りは夜の10時、ひどい時には終電まで仕事をしていました。
休みも少ないく、心身共に疲れ切っていました。
そこで、後輩として入ってきた男性と恋人としてつきあうようにもなりました。
同じ職場なので、彼を心の支えとして一生縣命働いてきました。
さすがに家と仕事の先の往復の生活が何年も続いたため、お金は使う時間がなかったのでたまっていきました。
そして、いつもどおり朝出勤したときのことです。いつも空いているスポーツジムの扉に張り紙が貼ってあったのです。
その張り紙を読んだ瞬間、呆然としてしまいました。
その場でしゃがみ込みました。
その張り紙には、勝手ながら本日をもって営業を終了したことが書いてあったのです。
ドアを何度も開けようとしましたが鍵がかかっています。
昨日の夜までは空いていたジムがもぬけの殻になっていたのです。
本社に連絡しても連絡がつながらず、給与も未払いで終わりました。
数日後、倒産したことをテレビで見ました。