給料支払が遅れるということは、もう会社がヤバい状況だということです
いきなり倒産してしまった会社のお話をFさんにお話を伺いました。
以前居た設備会社が給料の支払い遅延後に倒産してしまい、残った社員に今回の会社を紹介されて仕事をする事になりました。
3年程は何も無く支払も遅れる事無く順調に行っていました。
当時の建設業は不況で倒産する会社が多く在りましたが、とても忙しかったので他人事の様でした。
冗談で「うちの会社は大丈夫だろうか」などの話は社員同士でしていましたが、そのまさかが起きました。
当時、六本木である大きな工事をしていました。
支払日の3日前だったと思います。
夕方社長から電話があり、「今月の支払を2~3日待って貰え無いか」との相談でした。
その時は疑う事も無く「分かりました」と言う返事をして終ったのですが、次の日また電話があり「大丈夫だから、払えるので、すまなかった」との事でした。
内心「良かった」と思い電話を切りました。
支払い当日です。
何時もは午前中に振り込みが在るのですが、この日は無く、周りで倒産の声が聞こえ始めました。
昼食を終えて会社に電話をしたところ、いつもの様に事務の女の人が出たので、「まだ振り込みがされていない様なのですが」と聞くと、「大丈夫です。これから振り込みます」と返事があったので一安心しました。
しかし、夕方になっても振り込みが無く、会社に電話をしても誰も出ませんでした。
ここで倒産した事を実感しました。