資金調達の難しさを痛感!信用保証協会担当者からの残酷な一言とは?

信用保証協会の審査

オリジナルバッグブランドの企画販売を始める

私がお金を借りようと思ったのは個人事業としてアパレル雑貨の卸を始めてからおよそ6年ほど経過した頃だったと思います。某大手ブランドでサラリーマンとして企画開発部で仕事をしていたのですが、その会社を退職して、自分で立ち上げたオリジナルブランドのバッグの開発から卸販売を始めました。幸いなことに立ち上げ当初から購入いただいたお客様からの口コミなどもありまして、すぐに数社の卸し先が決定。大幅な利益とは言わないまでも新参者には恵まれた状況で独立開業のスタートを切れたように思います。

独立した翌年、翌々年と事業はまさに順調そのもの。立ち上げ当初不安だった営業活動も気にならないほど売り先の方から問い合わせが舞い込んできていました。大手セレクトショップメインに取引が広がっていきましたので、一社決まると自ずと数店舗の発注が来ることになるわけで、たいした苦労もないうちに売り上げは倍々ゲームのように増えていったのです。

大手との取引が無くなり、資金繰りが急激に悪化

雲行きが怪しくなったのはスタートしてから5年目を過ぎたあたりからでしょうか。大手の一社が取引を見直したのを皮切りに他の大手さんも発注を減らすようになってきました。それは単純に言えばブランド事業の難しさなのでしょうが、ピークを過ぎると一気に熱が冷めていくのですね。もちろん次から次へと新しいブランドが生まれてくるのですから、その競争を勝ち抜かなければならないのですが、企画が主で営業力が手薄な私にはその変化への対応がうまくできませんでした。

元々が少ない資金で始めた上にメインの仕事以外、例えば他の会社の企画アドバイス業やOEMで埋め合わせながらの運営でしたから、売り先が急減すると一気に資金繰りが難しくなってきました。商品を生産するために支払いが先に発生してしまいますし、大手の中には手形を切ったり入金を分割してきたりもありましたから余計に負担がありました。そしてシーズンに先駆けての展示会費用やサンプルなど、減らすにも減らせない固定費用があります。手元にほとんどお金がない状況が当たり前になってきました。

区の緊急運転資金の融資制度を頼る

いろいろ調べてみると資金を調達する方法がいくつかありました。もちろん聞いたことはありましたが、できれば借りないで済むようにと思いつつやってきていましたので、その時点で少し知識不足でもありました。考えた末、手をつけたのは区の融資、いわゆる緊急運転資金の融資です。借りるまでの手順はよくわかりませんでしたがとにかくお金は必要、区役所に通って最低限必要な資料を作りました。素人考えだった私は区が貸してくれるものなんだと思ってましたが、要は審査を通ったら銀行が貸してくれるという制度、私の場合は自宅兼事務所でしたので住まいのある区の信用金庫がそれにあたります。なんとか区役所の承認を取り付けて、そこからは銀行の担当者さんとの打ち合わせになりました。

お堅いイメージの銀行の融資ですが、区で承認されてるので話はスムーズ、貸すという前提で話が進みます。たまたまかどうかはわかりませんが担当者も親切、じっくり話を聞いてくれるしアドバイスも詳しくしてくれます。パソコンが苦手な私は資料の作成に手間取りましたが、その都度確認しながらの進行。事業計画書も念入りに数字を立ててまず確実に融資を受けられそうな金額に設定しました。銀行の担当者曰く、「経験則から言っておそらく希望額に近い金額は受けられるんじゃないですか」とお墨付きをもらえました。

甘く見ていた信用保証協会の審査でショックを受ける

問題はその次の行程、信用保証協会の面談です。借りるにはそういった手順を踏むんだ、とその時初めて知ったわけですが、気持ちの上ではまず借りられそうだという安堵感に近いものがありましたし、作った予算表や事業計画書と矛盾しないように気をつけることだけが頭にありました。予約を入れて向かったのは新宿の駅近くのビルの一室。殺風景なオフィスの受付にアポイントの件を伝えるとすぐに奥に通されました。思ってたほど冷たい雰囲気もなく担当者も気さくに話を聞いてくれます。

説明が一通り済み細かい質問などされましたがなんとかクリア、そろそろこれで面談も終わるかなという段階に差し掛かりました。そこで担当者が言った言葉は今でも頭にはっきり残っています。「おそらくこの計画書をもとにすると融資をすることはかなり難しいでしょうね。まあ少しお時間を頂いて後日お電話でご返答いたしますが、あまり期待なさらない方がよろしいと思いますよ。」そう言われたのです。

小さい事業ですから数千万とか億の融資ではありません。希望額は500万円足らず、返済が滞りなくできると読んだ予算立てでの数字でした。そして銀行のお墨付き、すっかり油断していた私は信用保証協会での面談があまりにショックで帰り道どこを歩いているのかわからないほど途方に暮れたのを覚えています。それからの数日間はもうただただ不安しか浮かびません。もし借りられなかったらどうする?もうブランドをたたむしかないか?他に借りられる手立ては?ネガティブな発想しか浮かびませんでした。

希望額の半分以下ならOKとの回答

確か10日ぐらい経って電話があったと思います。もちろん相手は面談を受けた担当者。ドキドキしながら聞いていると、希望される金額での承認はやはり降りませんでした。ただ全額は無理ですが200万円の融資は可能という結論が出ましたので、その金額でいいかどうかご検討ください、と。諦めかけてた融資がなんとか受けられる、しかし金額は希望の半分以下、喜んでいいのかどうかわからないまま電話を切りました。

冷静に考えてみると確かにその200万円で次以降の事業は継続できるわけです。しかし戦略として想定していた展示会などの試算などを下回るのですから何かしら制限が出てしまいます。サンプル数を減らすとか展示会期間を短縮するとか、また先行して発生する工場への支払いなどもうまくやり繰りしないとすぐショートしてしまうわけで、単純に喜んでいられる話ではないのです。でも悲しいかな自分のブランドをそう簡単に潰すことはやっぱりできないものです。「しがみついてでも継続すること。」結論としてはそれしかありませんでした。

これから資金調達をしようと考えている個人事業主の方へ

それから数年、確かに区の融資を通しただけあって金利は安いです。それでも簡単には増えない売り上げ、悪あがきを数年やってみましたが結果的に10年目を迎えた時点でブランドは終わりにしました。実は最初の融資の後も追加融資をしてもらっているのですが、やはり希望額には到底足りない金額。銀行からは最初の融資を順調に返済しているから次はもう少し期待できるだろうと聞いていましたが現実はそんなものです。まあ銀行側が適当に言ってるとも思えませんでしたが、一筋縄ではないのだけは確かでした。今思うと困る前に借りる手段を知って、平時に資金調達の行動を起こしておくべきでした。赤字経営はどうしても焦りなどの感情が先行してしまい、様々な判断が後手を踏んでしまいます。これから資金調達をしようと考えている方は、資金繰りがマズくなる前に、できるだけ多くの資金調達の選択肢を持っておいて、早め早めに行動しておくことが肝要です。

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税理士 鈴木康支(税理士登録番号第55764号)

鈴木康支税理士事務所所長
学習院大学卒博士(サンフランシスコ州立大学)孔子経営賞 受賞(26年度)
各種講演・セミナー多数

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