飲食店が倒産したときにアルバイトをしていた方の体験談
飲食店が倒産したときにアルバイトをされていた方からその時の様子を伺いました。
淡々としていました
以前、アルバイトをしていた飲食店が倒産しました。以前から変だ変だとは思ってはいたんです。
お客様の数が減ってきた訳ではないのにバイトの数を減らしたり、店長さんの雰囲気がどんどん暗くなるし、バイト仲間の間でも「危ないらしいよ」という噂は立っていました。
私は、3年間バイトとして頑張って、半年前には正社員にならないかと声をかけてもらっていたので信じられませんでした。
そのお店は家族経営をされていて、チェーン店だったので、そういう安心感もあったんです。
ある日。
店長さんがとても明るく晴れやかになっていた日があり、全員がホッとしました。
しかし、その日の閉店後。店長から倒産したという報告を受けました。正確には本店が倒産して、支店も継続は不可能という事でした。
まさかそんな言葉を聞かされるとは思っていなかったので、周囲はかなりザワザワしていたのですが、店長本人はとても淡々としていました。
まるで他人事のような感じで、いつ閉店するかとか、お給料についてとかを話してくれました。
本店がなぜ倒産したのかの理由は教えてはもらえませんでしたが、近くに全国チェーンのお店がオープンした事が理由らしいと噂されていました。
閉店当日も淡々としていて、こんな風にあっさりしているんだと思いました。