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資金調達のためのリースバック

リースバックは自社工場や倉庫、事務所等の不動産を一旦売却して、その後再びリースという形態で利用を継続する資金調達のスキームのことです。事業資金を調達したい場合はもちろん、融資の返済負担がキツイ場合等の返済資金に充てることも可能です。また、売却した不動産を将来的に買い戻すことも可能です。特に、個人事業主の方の場合、一時的に資金が必要な状態にもかかわらず、これ以上の銀行からの借入が困難という方は少なくありません。そのような場合に、持ち家である自宅をリースバックすることで自宅を手放さずに資金調達をすることが可能になります。

リースバックについて

リースバックは自社工場や倉庫、事務所等の不動産を一旦売却して、その後再びリースという形態で利用を継続する資金調達のスキームのことです。事業資金を調達したい場合はもちろん、融資の返済負担がキツイ場合等の返済資金に充てることも可能です。また、売却した不動産を将来的に買い戻すことも可能です。

パターン1 工場や事務所などの事業用不動産をリースバックして債務を返済するケース



返済が厳しくなってしまったり、資金繰りが一時的に苦しくなって支払いが滞ってしまった場合に、工場や事務所としている不動産を売却し、その売却代金で負債を返済します。

売却した不動産は買主とリース契約を締結し、そのまま使用することができるため、これまでと変わりなく事業を継続していただくことが可能です。

パターン2 法人の代表者や個人事業主の自宅をリースバックして事業資金を捻出するケース



事業のために資金を調達したい場合は、法人の代表者や個人事業主の方の自宅をリースバックすることも有効です。

自宅を一度売却して事業継続のための資金を捻出し、自宅は買主と賃貸契約を結んでそのまま住んでいただくことが可能です。一括で資金を捻出することができます。また、その後、買主との条件交渉次第では、将来的にまた買い戻すことも可能です。

リースバックの事例 -自宅をリースバックして資金調達した例



設備工事のビジネスを営んでいましたH氏でしたが、大口取引先が突然倒産したことにより、一時的に収益が大幅に悪化してしまいました。その後すぐに新たな営業先開拓を行い、何とか以前と同レベルの売上目途は見えたのですが、その時点ですでに手元資金は底をつく寸前で銀行からの借入金の返済をリスケしている状況でした。

現状のままでは事業の継続が困難であり、新しい取引先との取引を始める前に倒産してしまう恐れを抱いたH氏は、持ち家である自宅の売却を検討せざるを得ない状況になりました。

ただ、お子さんは小学校に通い初めていることもあり、なんとかその持ち家を残したままで、運転資金を集める方法はないかと考えた結果、リースバックを行いました。

リースバック会社のよる自宅の査定額は2300万円でした。H氏は検討した結果、会社の業績が回復するまでの一時的な資金として800万円でリースバックをすることに。



すぐに事業の業績が回復する目途が立っていため契約期間を2年と定め、2年後に950万円で買い戻すリースバック契約をされました。

最終的には無事に事業を継続することができ、自宅も手放さずに済みました。